ED16
東海道線に続き昭和6年上越・中央の両線が電化され、これに充当するため
に中形国産機として日立・三菱・芝浦・川崎で、同年から18両製造されたもので
ある。各部構造、機器は次に作られたEF53とともに戦前の国鉄標準形として設
計されており、主電動機はMT17。
飯田町〜八王子間の平坦線を65km/hで走るとき、主電動機の回転数が高くな
り過ぎないよう、八王子〜甲府間の25‰勾配で主電動機の温度が上がり過ぎ
ないよう、歯数比の選定に苦労したと言う。当初水上区・甲府区に配置、客貨両
用に使用されたが戦後列車単位の増大と共に阪和・青梅・横須賀線に転じ、最
終には、全機立川機関区に集められ主に石灰石輸送等に活躍、昭和59年まで
に全機廃車となった。
ED163
昭和36年4月鳳。
ED166
昭和34年6月荻窪。
ED166
昭和35年3月荻窪。
ED166
昭和36年3月日野。
ED167
昭和33年8月藤野。
ED1613
昭和35年4月立川駅。
ED1618
昭和33年1月日野。
ED16
昭和33年8月相模湖駅。
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