ED18(2代目)
昭和28年弱小線区用にED17・18(初代)形の軸重を軽くする改造により3両
が誕生した形式。老朽により亀裂が多く発生したED17形の板台枠の台車を廃し、
軸重の一部を負担する遊輪軸を設けた棒台枠台車を新製し取りかえた。改造後
豊橋区・中部天竜区で飯田線で使用されたが、一時西立川に転じ南武線の貨物
を担当したが昭和35年再び中部天竜区に戻され、その後は飯田線で貨物を担当
していた。ED181のみ車体横の通風器が1段多い4段となっている。改造時に電
気品を省形に取りかえる工事も施したため昭和50年頃まで活躍し、このED182
号機のみ廃車後も浜松工場で機械扱いで入れ替えに従事、平成4年に車籍復活
しイベント用として活躍した。
ED182
昭和33年8月豊橋。
ED182
昭和34年4月立川。
ED182
昭和34年4月立川。
ED19
ボールドウィン・ウェスチング製の旧6010形ED53は昭和2年東海道線旅客
用で誕生後、1・2号機が御召用となり、国産電機機関車の設計の基本となった
形式である。その後昭和12年仙山線の電化と共にED533〜6の歯数比を貨
物用に変更後ED191〜4と改称され作並区に配属となった。戦後御召機だった
1・2号機も5・6号機として加わり最終的に飯田線に移った。ED17形と同様昭
和31年頃機器等が取り替えられたため、昭和51年頃まで活躍していたが、車
体を新製し外板が溶接構造になったものもいた。
ED192
昭和32年8月辰野。
ED192
昭和32年8月伊那松島。
ED194
昭和32年8月伊那松島。
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