EF11特集

                  清水トンネルが開通して上越線が主要ルートとなると、長く続く20‰勾配を安全
                 に走るために、EF10形に国鉄初の電力回生ブレーキを装備したEF11が作られ
                 た。EF111〜3とEF114は外観が異なっており、前者は昭和10年製でEF101〜
                 の車体を全溶接で製作した。EF114は昭和12製でEF1017〜の車体と同じ形態
                 をしている。全車共芝浦・汽車製造。始め上越線の水上区と中央線の甲府区に置
                 かれ試用された後、甲府区に集められ八王子−甲府間の旅客列車に使用された。
                 戦時中は水上区でEF10形と混用され、戦後国府津区を経て再び甲府区に戻り、
                 最後は八王子区で昭和49年廃車された。

                 EF111
                 
                 昭和33年1月国分寺。

                 EF111
                 
                 昭和35年6月新宿駅。

                 EF112
                 
                 昭和33年5月西荻窪。

                 EF112SL回送(58678・18648)
                 
                 昭和35年4月豊田。

                 EF113
                 
                 昭和33年8月相模湖。

                 EF113
                 
                 昭和34年6月荻窪−西荻窪。

                 EF113
                 
                 昭和34年10月西荻窪。



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