153系特集ーvol2
クハ153形(クハ96形)
153系の制御車。1〜22が当初クハ96形を名乗っていた。
昭和33年から36年にかけて0番代車が80両、昭和36・37年に高運に
なった500番代が57両製造されている。
クハ96002
昭和33年11月東京駅。
モハ153・モハ152形(モハ91形)
153系の電動車。M車がモハ153形、M’車がモハ152形。昭和33年
から37年にかけて161ユニットが日車・汽車会社・川崎車輛・近畿車輛
で製造された。1〜23の製造当初はM車・M’車共にモハ91形を名乗り
M車が奇数番代、M’車が偶数番代と区分されていた。計161両。
モハ91001
昭和34年2月神田駅。
モハ91002
昭和34年2月神田駅。
モハ153−9
昭和36年3月神田駅。
サハ153形(サハ97形)
153系の付随車。昭和33年から37年にわたり計48両が製造された。
当初の6両がサハ97形として登場し、称号改正後に登場した4両をあわ
せてサハ153形(初代)となった。当初の製造分は電動空気圧縮機(C
P)を取付けてあったが、編成によってはCPが不要な場合や電動空気
圧縮機の他に電動発動機(MG)も必要な場合等が出てきた。この結果
CP・MGの有無により3種類が生じ、下記の様に区分された。
・基本番台車:CP・MGともに無いもの。
・100番代車:CPがあるもの。
・200番台車:CP・MGともにあるもの。
そして初代基本番代車(1〜10)は100番代(101〜110)に改番され
新たな基本番代車が製造されている。
サハ153−103
昭和36年3月神田駅。
サハシ153形
昭和36年のダイヤ改正により153系が急行用に使用されることとなり、
サロ152形と共に登場した。36年・37年に30両が製造されている。車
体の2/3をビュフェとし残りを客室とした。尚ビュフェ部分のみが当初よ
り冷房化されている。またこのビュフェを握りずしを提供する「すしコーナ
ー」としている。
サハシ153−3
昭和36年3月名古屋駅。
サハシ153−4
昭和36年3月名古屋駅。
次へ