大正１１年９月２６日当時の東金町と片貝町を結ぶ鉄道敷設の特許を得
た地元有志は、大正１２年１２月２１日、九十九里軌道株式会社を資本金
２５万円で設立し、大正１５年１１月２５日東金－上総片貝間８，６キロが開
業した。当時は年間の旅客人員１４，１０２人、旅客収入４，９０２円となって
いた。線路は全線単線、軌間７６２㎜で１２ｋｇレールを使用している。駅数
は７駅であるが両終端の東金、上総片貝を除く中間駅は全て駅員無配置
、交換不能である。以前は家徳に対向設備があったが現在は撤去されて
いるので、全線１区の票券式閉塞、車庫は上総片貝にある。
昭和６年１２月２６日軌道から地方鉄道に変更、社名も九十九里鉄道株式
会社と改称し、更に戦時統合で京成電鉄の傍系となったが鉄道線に併行
する東金－片貝間を始め４０キロに及ぶ路線を持つバス事業の方が主体
となってしまい、昭和３６年２月２８日に廃止された。
上総片貝駅
昭和３６年２月上総片貝駅。
電話ＢＯＸも懐かしい。
車庫
昭和３６年２月上総片貝駅。
転車台
昭和３６年２月上総片貝駅。
九十九里鉄道名物？運転手と車掌嬢による単端の機回し。
東金駅
昭和３６年２月東金駅。
東金駅
昭和３６年２月東金駅。
運賃表
昭和３６年２月東金駅。
廃止謹告
昭和３６年２月東金駅。
時刻表
昭和３６年２月東金駅。
西駅
昭和３６年２月西駅。
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